オーストラリアのビザは必ず取れるか
オーストラリアに入国するにはビザ(査証 = VISA)が必要です。クレジットカードのビザではありません。
ビザ(査証)とは入国の目的に沿って適当と思われる期間を滞在することが許される滞在許可証です。そのため、オーストラリア入国の目的をハッキリさせなければいけません。そして、目的に合ったビザを取得する必要があります。ビザはオーストラリアの場合はオーストラリア政府が発行してくれるものです。具体的にはオーストラリア政府の移民省が担当していて、日本ではオーストラリア大使館の査証課(現在ではこの部署はソウルにあります)が窓口です。しかし、現在はインターネット上でビザ手続きをするオンライン申請がほとんどで、実際に大使館へ行く必要はありません。
このサイトでは留学やワーキングホリデー、短期的な語学研修を想定していますので、それぞれに目的にあわせ、下記のようにビザを取得してください。
● 留学(主に3ヶ月以上の留学) ⇒ 学生ビザ
● ワーキングホリデー ⇒ ワーキングホリデービザ
● 短期語学研修(主に3ヶ月以内の留学)
⇒ 観光ビザ(ETAと呼ばれるEビザが主)
目的に合わせたビザですので、ビザ申請の際の書類や質問事項が違います。そしてオーストラリア政府の判断により入国に不適切と思われる方はビザが発行されない場合があります。
したがって、「オーストラリアのビザは必ず取れるのか」という問いに対しては、必ずしも取れるわけではないというのが正解でしょう。
では、「どのようなケースでビザが取れないか?」という疑問ですが、これはオーストラリア政府の判断ですので、残念ながらここで解説することはできません。しかし、お客様の留学のお手伝いをしてきた過去の例として申し上げますと、滞在に重要な問題となるような既往症(病気)、過去の犯罪(交通違反などの罰金刑は関係ありません)、他にオーストラリアに入国可能な有効なビザを保持している場合にはビザが発行されない経緯があります。
また、既に学生ビザで渡豪した過去があり、何らかの事情で途中帰国した場合、再度新たな学校で留学を再開したいときに過去の学生ビザがキャンセルされておらず、新たな学生ビザが取得できないといったケースが見られます。
このような場合は以前の学校が移民局にキャンセルの連絡を行っていない可能性がありますので、経緯をたどって確認しなければなりません。