建築・建造
Architecture, Building, Development
専攻内容
オーストラリアの建築コースはAustralia Institute of Architectsと共に協力し考案されています。また建造関係コースはAustralian Institute of Building (AIB)と共に開発されています。専攻には下記のようなものがあります。
● インテリアデザイン/デコレーション
● 都市・地方・村落計画
● 都市研究
● 環境計画
● 都市計画
● ランドスケープ・デザイン
● 建築管理
● 建築測量
● 家具製造
● 大工
● 配管・タイル・左官
● 製図
● 造園
取得できる資格
上記の各プログラムでは下記のような資格レベルが設定されています。
○ Certificate (サーティフィケート)
○ Diploma (ディプロマ)
○ Advanced Diploma (アドバンス・ディプロマ)
○ Bachelor Degree (学士)
○ Graduate Certificate (グラデュエイト・サーティフィケート)
○ Postgraduate Diploma (ポストグラデュエイト・ディプロマ)
○ Masters by research/coursework (修士 −研究課程/履修課程)
○ PhD (博士)
TAFEと専門カレッジでは一般に、サーティフィケート、ディプロマ、アドバンス・ディプロマといった職業教育プログラムを行っていて、職人を養成し、専門技術を上達させています。
大学ではより専門的な大学学士、グラデュエイト・サーティフィケート、ポストグラデュエイト・ディプロマ、修士、博士といったコースがあります。これらのコースはプロの建築家や都市計画者、測量士を育成するものです。
また、TAFEや専門カレッジでは学士課程を、大学でディプロマやアドバンス・ディプロマを行っている場合があります。
パスウェイは合計修学期間を短縮し、上位の資格を目指す学生に行われています。
職業教育
TAFEや専門カレッジでは建設業での専門職人を養成するコースが行われ、同時に伝統的な仕事を通じての見習いのプログラムも行っています。
例えば下記のようなコースがあります。
○ サーティフィケート
Certificate IV in Architectural Technology
Certificate V in Building
○ ディプロマ
Diploma of Building Design
Diploma of Interior Design
○ アドバンス・ディプロマ
Advanced Diploma of Building Design
入学基準は様々ですが、一般に建築やデザイン関係のコースは他の専門職よりも高い入学レベルが設けられています。
例えば下記のようなものがあります。
Certificate IV in Carpentry
オーストラリアの10年生または同等レベル(日本の高校1年以上)の学歴。
Diploma of Building
オーストラリアの12年生または同等レベル(日本の高校卒業)の学歴。
大学プログラム
大学レベルの建築、計画、開発の学位はそれぞれの分野の専門家になることができます。例えば、下記のようなコースがあります。
○ アンダーグラデュエイト
Bachelor of Architecture
Bachelor of Arts (Architectural Studies)
Bachelor of Science
Bachelor of Town Planning
Bachelor of Urban and Regional Planning
○ ポストグラデュエイト
Graduate Certificate of Development Planning
Postgraduate Diploma of Project Management
Masters of Regional Development
Masters of Architecture
PhD
高度教育機関の入学基準
大学学士課程
一般に、Bachelor of Architectureなどのような専門的なコースはBachelor of Arts やBachelor of Scienceで建築や都市計画を専攻するよりも高い入学基準になっています。大学によってはポートフォリオ(作品)の提出を求められる場合があります。
ほとんどの大学の建築、都市計画、地域計画のコースではインターンシップがあり、学生が卒業までに実践的経験を積むことを進めています。
大学院
この分野の大学院では下記のような例を見ることができます。
Master of Architecture
オーストラリアの学士資格または同等レベルの学歴と、デザインのポートフォリ(作品)提出。
Master of Urban and Regional Planning
オーストラリアの学士資格または同等レベルの学歴またはオーストラリアの大学院の学位または同等の学歴、さらに同分野での2年以上の就業経験。
パスウェイ
職業教育校から大学への単位移行はほとんどできません。TAFEや専門カレッジではサーティフィケートからディプロマ、アドバンス・ディプロマへのステップは存在します。また大学では似たように学士からグラデュエイト・サーティフィケート、ポストグラデュエイト・ディプロマ、修士、博士とステップアップする道もあります。
この分野のコース修了者の職業機会
建築家
造園建築家
都市および地方設計
土木技師
配管工
繊維性左官工
安全検査官
大工
建築監督
塗装工
インテリア・デザイナー
プラント構築オペレーター
監督者
測量技師
都市設計者
注)上記職業はオーストラリアにおける職業機会であり、日本では資格制度の違いで、履修すべきコースや試験等が違う場合があります。