TAFE・専門カレッジ留学手続きの手順
専門カレッジやTAFE(州立の専門カレッジ)への留学を希望される場合は1年〜半年前から準備を始めましょう。
入学条件がありますので、学歴や英語力の確認が必要です。英語力が入学基準に達していない場合は「英語学校+専門カレッジ」という学生ビザ上のパッケージと呼ばれる申し込みをする事ができます。実際にはこのパッケージで手続きするケースがほとんどです。
専門カレッジの審査や学生ビザ手続きに時間がかかりますので、余裕をもって準備を始めてください。
尚、オーストラリアでは、学生ビザを取得した場合、2週間で40時間まで働くことができます。
下記に手順をご紹介します。
専攻を決めます
オーストラリアのTAFE (テイフ=州立専門カレッジ)や私立専門カレッジには大変多くの専攻コースが用意されています。
よくコース内容を調べて自分の将来の希望に合った専攻を決めましょう。
留学したい都市を決めます
長く住むことでその都市に愛着がわきます。自分の希望を考えて滞在都市を選びましょう。ほとんどの主要都市にTAFEや専門カレッジがあります。
学校を選びます
希望する専攻コースを探し、学校を決めます。
専攻によっては専門カレッジの後に大学に編入することも可能です。
入学条件をチェックする
専攻コースの入学条件をチェックします。通常、多くのコースでは高校1年修了以上または高校卒業以上の学歴とIELTS5.5以上の英語力が条件になっています。
英語条件を満たしていない場合は語学学校選びを行います。
語学学校は希望するTAFEや専門カレッジのパスウェイパートナーと呼ばれる提携している学校を選ぶのがよいでしょう。提携校間では英語試験免除で進学ができるからです。
自分の予算と見積りをチェック
留学期間に合わせて学校が発表している合計費用を計算しましょう。英語学校と専門カレッジのパッケージでは別々に計算します。申し込み時に支払う専門カレッジ部分の学費は1学期分の授業料です。
また航空券・海外旅行傷害保険も調べましょう
学校申し込み
学校指定の入学申請書類に記入し署名をして申込みます。
ホームステイや空港出迎えも同時に申込みます。
ホームステイは最初の1ヵ月程として、その後は現地で延長する予定にしたほうがよいでしょう。
パッケージの場合は語学学校と専門カレッジのそれぞれの申込申請書類を記入します。
必要書類は、パスポートコピー、学歴を証明する卒業証明書(英文原本)、成績証明書(英文原本)、英語力証明(オリジナル)です。パッケージの場合は英語力証明は必要ありません。
入学確認と請求書
学校から入学確認書と請求書が届きます。
請求書に従って学費を送金します。金融機関の送金控えが領収証になりますので大切に保管しましょう
入学許可証を取得
学費が学校に届くと、学校は入学許可証を発行してくれます。入学許可証(Confirmation of Enrolment = CoE)は学生ビザ取得のための必須書類です。
学生ビザの申請
入学許可証を受け取ったら、オーストラリア大使館のウェブサイトにある学生ビザのページからビザの申請をします。申請料支払いのためにクレジットカードが必要です。
健康診断
健康診断を要求された場合は指定病院に予約を入れて健康診断を受けましょう。
学生ビザを取得
通常、学生ビザの取得は申請2週間〜4週間ほどかかります。発給されますと電子メールにて通知が届きますので、ビザの期間や条件等を確認しましょう。
航空券と海外旅行傷害保険の申し込み
飛行機は混み合っている場合がありますので、早めに予約が必要です。
専門カレッジへ直接入学する場合はオリエンテーションの日に合わせて渡航します。また、ホームステイを希望する場合はオーストラリア到着日のタイミングを学校と話し合った方がよいでしょう。 飛行機が予約できたら学校へフライトの便名、出発日、オーストラリア到着日、到着時間を知らせましょう。
保険の加入も忘れずに。
ホームステイ情報を受け取ります
学校からホームステイの情報が届くのは出発の1週間前くらいです。コピーを自分の家族に渡しておきましょう。
空港出迎えの方法も届くはずです。出会う手順を確認しておきましょう。その際の緊急連絡先も忘れずにメモします
荷物の準備
オーストラリアの季節は日本と反対です。忘れ物がないように荷物のチェックリストで確認しましょう。
長期滞在では衣類を後から荷物を送ってもらうように季節毎にいくつか分けておくとよいでしょう。
数年の長期留学では日本の役所などで住民票を抜いたり、年金や健康保険等の手続きをしておくとよいでしょう。
出発
思わぬ電車ダイヤの乱れで遅れないように早めに空港へ行きましょう。 また、飛行機便名の変更が発生した場合は空港出迎え緊急連絡先に電話をしましょう。
※ 学生ビザ取得までに時間がかかる場合がありますので、余裕をもって早めに準備を始めましょう。