ワーホリで必要な英語力
オーストラリアでワーキングホリデーをするにあたって、どの程度の英語力があればよいかというご質問をたくさん受けます。英語力はあればあるほど活動範囲が広がります。実際には英語力がなくても様々な日本語サービスがありますので、それを探していけば何とか生活ができます。しかし、英語圏で生活する以上、最低限必要な英語力は身につけたいものです。
ワーキングホリデーの滞在では、生活の基本である、住む、働く、食べる、買うといった活動をします。そのひとつひとつの活動を英語でできるかどうかがポイントです。
例えば、住むところを探すときに英語で探すことができますか? 新聞広告や掲示板を見たり、問い合わせをしたり、契約をしたり、費用を払ったりしますが、このときに英語で読む、書く、聞く、話すのすべてを行っています。
同じように様々な生活の場面で英語を使いますが、それは話す、聞くの「英会話」だけではありません。「読む、書く、聞く、話す」の4つの分野がバランスよくできる必要があります。
これら4分野は、日本の中学3年間で学ぶ程度の基礎英語(語彙力と文法力)が必要になります。
おそらく忘れてしまっている方も多いと思いますので、日本出発前に中学生のときの英語を読み返してみたり、滞在初めの数ヶ月間は語学学校へ行く計画を立てることをおすすめします。
オーストラリアの語学学校は英語初心者から上級者まであらゆるレベルの人を対象に英語を教えてくれます。聞く、話すといった会話はもちろん、読む力や書く力もバランスよく教えてくれ、生活に必要な英語力を習得することができます。
入学に英語力は必要ありませんから、事前に勉強しておかなくてもよいのですが、できれば中学時代の英語の教科書や文法書を読みなおしておくといいでしょう。
オーストラリアで語学学校へ行く期間はそれぞれですが、耳が慣れるまでに2ヶ月、会話で言葉が出るまでにさらに1ヶ月の合計3ヶ月は必要と言われています。3ヶ月勉強すれば初心者でも生活レベルの英語を習得できると思われますし、仕事で使える英語レベルまで到達することも可能でしょう。それに何よりも英語がある程度理解できれば、滞在は格段に楽しいものになります。