オーストラリアの留学パッケージ
パッケージは2つに分けて考えます。
ひとつは航空券から学校、帰国までの費用をひとまとめにした留学パッケージ、
もうひとつはオーストラリア留学で使われている語学学校と進学先の学校を一緒にするビザ上のパッケージです。
まず、オーストラリアへの留学やワーキングホリデーで留学代理店が販売している旅行を包括的にまとめた留学パッケージについて考えてみます。これらの留学パッケージは含まれている費用の中身をチェックしたほうがよいでしょう。単純比較は難しいので、特に留学先となる学校と滞在費の期間をチェックし、ご自分にとって必要項目と不要項目を分けながら考えていくとよいでしょう。
基本的に留学やワーキングホリデーで必要な費用とは何か、語学学校へ行く場合を例に列挙すると下記のようになります。
1.学校費用 (入学金、授業料、教材費、学生ビザの場合は留学生保険が一括されています)
2.滞在費 (通常は最初の1ヶ月程度のホームステイ代とホームステイ手配料)
3.空港出迎え費用 (到着時にホームステイ先まで移動する)
上記3点はすべて語学学校が手配し、費用は学校が発表しています。
4.航空券
5.海外旅行保険
上記2点は日本の旅行会社や航空会社で手配でき、費用を確認することができます。海外旅行保険は別途保険会社で確認できます。
6.ビザ
オーストラリアに入国する際には必ず必要となるものは有効なビザです。もちろんパスポートも必要です。これらは基本的に自分で申請することができます。ビザには目的にあわせ、観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザという3つの選択肢があります。(これ以外の特殊な目的のビザはここでは割愛します。)
以上の6点を用意すれば留学ができます。
留学パッケージを希望される場合に選ぶポイントは、第1に自分の目的にあっているかどうか、第2に全体の費用をチェックすることでしょう。
次にオーストラリアの教育機関同士で組まれているビザ上のパッケージについて説明します。
オーストラリアでは英語学校と専門カレッジや大学が協力してパッケージの留学を作る場合があります。また学生ビザ取得上のメリットとして複数の学校のコースを一括して申請することで学生ビザの申請費用を節約し、手続きを簡素化する方法をとります。
このようなものを学校側ではパッケージとかパッケージオファーと呼んでいます。このパッケージは実質的に費用にもメリットがあります。学生ビザの申請費用が半分になったり、手続きの手間を省くことができるからです。移民省に支払う学生ビザの申請費用は結構大きな金額ですので、節約する効果は高いと言えるでしょう。
もし、留学先で専門カレッジや大学、大学院への進学を目指していて、進学したい学校やコースが決まっているのでしたら、このようなパッケージをおすすめします。