※ 2016年7月1日から実施された学生ビザの変更により、アセスメントレベルは廃止されました。また、2016年7月1日から学生ビザの審査は新たな仕組みとなりました。
以下は、以前までありましたアセスメントレベルの説明
オーストラリアの学生ビザにはアセスメントレベルという申請手続き方法の国別の区別があります。
アセスメントレベルとはオーストラリアに滞在する国籍別のビザ上の危険度を測るもので、学生ビザを取得した学生で入国後にビザ条件上でルールを守らない人が多い国はアセスメントレベルの危険度が高い国となります。このレベルはAL1〜AL3まであり、1ほど危険度が低く、3になるほど危険度が高いとなっています。
(アセスメントレベルは2014年3月に3段階に簡素化されました。) 日本の場合は「アセスメントレベル1」ですので、危険度が低い国として最も手続きが簡略化されています。簡略化されているという意味は、所持金の証明書が必要なかったり、オンラインでビザの申請ができたりするということです。
パスポートの国籍によって違いますので、日本在住でも外国人の場合は日本のアセスメントレベルではなく、パスポート上の国のアセスメントレベルが適用されます。
また、アセスメントレベルは学生ビザのサブクラス(どのレベルの教育機関で勉強するか)によっても違います。(日本の場合、現在はすべて同じですが)例えば英語学校と大学に行くためにその2つの教育機関をパッケージとして学生ビザを申請した場合(アセスメントレベルが違う可能性があります)、基本的な考え方として、いちばん高い教育機関のアセスメントレベルを適用します。この例で言えば、大学のアセスメントレベルが適用されることになります。
ビザのルールを守ることは海外の国に滞在する人の最低限の礼儀です。ビザが切れても滞在したり、ビザ条件に反する違法な労働をしたりすると、その国の信用を失うことになります。
国籍は申し上げませんが、時折聞く例として、いつの間にか留学先の学校へ姿を見せなくなって、どこかに行ってしまう学生がいます。これは行方不明や事件の可能性と不法滞在の可能性があります。警察や移民省は調査を行うでしょう。
また、ビザが規定している就労時間以上の労働をしていたり、不法な労働をしている場合は抜き打ちの調査で発覚したりします。このようなことはオーストラリアで働いていると噂として耳に入ってくるでしょう。移民省は厳しく監視していますが、それでも噂話がでることはとても残念なことです。
注)アセスメントレベルはその時の状況に応じて頻繁に変わっています。
問題を起こして強制送還されたり、ビザを取り消されたりするのはその人自身ですが、ひとりひとりの行動があとから続く多くの留学生に影響を与えることを知っておくことが大事でしょう。