オーストラリア留学の目標を定める
オーストラリア留学の目標を定めるために「何を求めて留学するか」、もう一度自分に問いかけてみることが大事です。
また、将来の自分をイメージすることで、留学中の自分がどのような生活をし、どう目標に到達していくか、留学前に想像することも大切です。
オーストラリアへ留学する動機はひとそれぞれで、ゴールもまたそれぞれです。
留学を成功させる大事なポイントは、留学を思い立った初めの気持ちとゴールのイメージを大事にして、そのイメージがぶれないように自分の留学環境を整えてゆくことです。
例えば、あなたが現在の仕事で英語の必要性を感じ、これからの仕事に英語力が必須だと考えて、語学留学を思い立ったとしましょう。自分がどのレベルまで到達したいか、将来どのような仕事をしている自分がいるか、そのときにどの程度の英語力を持って働いているか、というイメージを描きます。
また、例えば会計士を目指して留学を思い立ったとしましょう。英語での会計処理ができるようなCPAのレベルを目指しているとすれば、その資格を手にした自分をイメージし、その目標を達成するために、どのような困難にも立ち向かう決意と努力が必要なことを自分に言い聞かせましょう。
これらのイメージは具体的であることが大事です。具体的であればあるほど、どうすればそのイメージに近づけるか自ずとはっきりしてきます。つまり、そのために今何をすべきかがはっきりします。
そして、自分の想像する将来を実現できると信じることが大切です。強く願い、信じることの大切さは、必要な情報が自然と自分に集まってくるという現象を生むことになるからです。困難と思われていたチャンスが手元に転がってきたり、知りたいことを教えてもらったりします。なぜこのように集まってくるかというと、自分が興味を持つものには自分が敏感に反応し、無意識のなかで必要と思われる情報を集めているからです。
このようにして、将来の自分をイメージし、なりたい自分を想像することによって、留学は着実にゴールに向かって進んでゆきます。
失敗といわれるものは、自分の求めたゴールを見失ったり、周囲に流されて目標がぶれてしまった結果ではないでしょうか。このようなぶれる不安感は誰にでもあると思います。留学はそれ自体大きなストレスを伴うもので、生活環境の順応、言葉のハンディ、時間が足りなくなるほどの勉強量といった大きな試練が重なります。それを乗り越えて走り続ける気力が非常に大切になります。時には友人と食事や遊びに出かけたり、頭を休めてスポーツなどで思いっきり体を動かして汗をかくことも効果的です。
しかし、最終的に乗り越える力を与えてくれるものは自分が最初にイメージした留学のゴールなのです。くじけそうになるときこそ、そのゴールを見失わないように何を求めて留学したか振り返ってみましょう。