渡航準備のポイント
満足度が高い学校選びをするために!
オーストラリアへ留学する際の学校選びについて、ここでは、語学学校に絞ってポイントをご案内します。
学校選びのポイントは次の項目です。 ① 自分の目的に合った学校を探す。
② 政府公認校と言われる一定基準を満たした学校を選ぶ。
③ 重視する点を踏まえながら総合的に判断する。
④ 費用と内容のバランスがよい学校を選ぶ。
⑤ 国籍バランスがよい学校を選ぶ。
⑥ 費用にとらわれないで学校を選ぶ。
それでは、重要と思われる各ポイントについてご説明します。
語学学校に留学する方の目的は様々です。例えば、仕事で使える英語力を身に付けたい方、旅行や日常生活で使える英語力が欲しい方、大学や専門カレッジへ進学するための入学レベルに上達したい方、ワーキングホリデーの仲間や情報を得たい方、海外の友達を作りたい方などいろいろあると思います。
あなたはどのような目的でしょうか?
いづれの場合も英語でコミュニケーションがとれるように上達を目的としていますが、目指すレベルや目的でそれぞれ授業内容が違いますし、クラスメイトも変わってきます。あなたににあった語学学校を選ぶことはとても重要です。
授業の基本は先生と生徒の間の授業 (Face to Faceと呼ばれています)とそこで使う教材によって構成されていますので、どのように上達させていくかという学校独自のカリキュラムと先生の教授技術が重要な要素になります。教師はTESOLという英語を母国語としない人に英語を教える教授資格を持っていますが、教授経験により違いがあるとされています。
語学学校のコースには主に5つのタイプがあります。
① 一般英語コース
このタイプのコースはGeneral Englishと呼ばれるコースで、ほとんどの留学生はこのコースから始まります。初心者レベルから上級レベルまで英語レベル毎にクラスが分かれ、『読む・書く・聞く・話す』を総合的に高めていくバランスのよいコースです。短期語学留学、長期語学留学、ワーキングホリデーの方はこのコースが向いています。入学時の英語力は問いません。
② 進学英語コース
大学や専門カレッジへの進学を目指す準備段階のコースで、進学に必要な英語基準をクリアすると同時に進学後に必要なプレゼンテーション、アサインメント、ノートの取り方などの学ぶテクニックを習得する部分もあります。中級以上の英語レベルから入学可能です。
③ 英語テスト準備コース
主にオーストラリアではIELTSテストとケンブリッジ英語検定の2種類のテスト準備コースが設定されています。IELTSテストは大学の入試基準や永住権などのビザの基準に使われていて、ケンブリッジはヨーロッパで広く認知されているため、ヨーロッパ人学生が多く学んでいます。コース入学には中級レベル以上が求められます。
④ 中学・高校入学準備コース
このコースはオーストラリアの中学や高校へ入学する目的の留学生が対象です。現地の学校へ入る前の準備段階です。学校の科目を通じて英語を学ぶレッスンも行われます。高校生の短期語学留学ではこのクラスの学生と共に学ぶ場合があります。
⑤ 英語+技術習得などのコース
例えば、バリスタコース、英語+サッカー、英語+サーフィン、英語+ボランティアなど、オーストラリアで盛んなスポーツや技術、体験を一緒に学ぶコースが設定されています。
ご希望のコースがございましたら、ユニスタディにお問い合わせください。
語学学校には教室の他に次のような設備が備わっています。
○ コンピュータ教室
○ 図書館・資料室・自習室
○ コモンルーム(学生が休憩や昼食時に使う共有スペース)
○ 宿泊手配/アクティビティルーム
○ カウンセリング/相談ルームなど
これに加え、大学付属語学学校の場合は大学施設を利用できる場合があります。大学キャンパス内にある語学学校では大学により、キャンパス内の売店、銀行、郵便局、スポーツ施設、図書館やコンピュータ設備、映画館など一つの街のような施設があります。キャンパスライフを楽しみたい方は大学付属を検討されるとよいでしょう。
オーストラリアは他国から離れた南半球にありますので、どこからも遠い国と思われています。しかし、世界各国から旅行してみたい国の上位に選ばれ、留学先としても人気があり、実際に世界各国から多くの留学生が来ています。主な国籍を挙げますと、ドイツ、スイス、フランス、イタリア、ロシア、東ヨーロッパ諸国、スカンジナビア諸国、サウジアラビア、中国、韓国、タイ、インドネシア、ベトナム、台湾、日本、ブラジル、アルゼンチン等々、ほぼ世界中から来ているといってよいでしょう。 語学学校選びではできるだけ多くの国籍の留学生で構成されている学校を選ぶ事は大事でしょう。
一方で、学校全体の国籍割合がバランスがとれていたとしても、英語力でレベル分けされたそれぞれのクラス内では、留学生の国籍にある程度の偏りがあります。コース開始当初の英語レベルは出身国によってある程度の差がありますので、クラスによる国籍の偏りは仕方がないものと考えましょう。また、留学生の数は世界中どの国からも同数来ているわけではありませんので、留学生が多い国はどの学校も自然とその国の学生が多くなります。
国籍ミックスのお問い合わせをいただきますが、あまり日本人学生の数にとらわれると学校選びを間違える可能性があります。日本人が少ない学校を求めて田舎の学校へ行ったら、クラスは日本人ばかりだったという話もありました。
学校全体で国籍にばらつきがあれば、ほぼ1ヵ月毎に行われるクラス編成によって状況は変わってきます。また、学校全体の行事やアクティビティーでは様々な国籍の学生と交流することができるでしょう。上級レベルになると日本人学生の数が極端に少なくなる傾向が見られます。最初は英語の基礎習得と英語に慣れるための期間として勉強し、ある程度英語が上達したら他国生とのコミュニケーションに重点を置いていくとよいと思います。 多くの国々の学生と出会うことは、世界中に友達ができるということです。オーストラリアに留学しても、それはオーストラリアだけを見ているわけではありません。世界各国の仲間から世界中の生きた情報を手にすることができ、世界中の仲間とネットワークを作ることができます。そして、将来お互いに行き来するようになれるのです。 語学学校での出会いは偶然ですが、それが未来を開く扉でもあります。 よい学校選びをしてください。
語学学校の費用が違う理由はいくつもありますが、そのうち3つの理由をご理解いただくとよいでしょう。
● 安さの違い
費用を比較する場合は2つの点を比較してください。ひとつは学校自体の授業料が安い場合、もうひとつは同じ語学学校でも利用する留学代理店によって合計費用が違う場合です。
各学校の授業料を比較して安さだけで決めるよりも内容を検討して選ばれることをお勧めします。学校の内容以外にもキャンセル規定や入学条件などは学校により違います。
また、行きたい学校とコースが絞れても利用する留学代理店により合計の費用が違いますので、比較して決めることをお勧めします。この費用の違いは大きく、時には10万円以上違う場合があります。ユニスタディは無料手続きで、学校規則以外のキャンセル料もありません。費用の明細と計算表をお見積りしますのでお気軽にご相談ください。
● 場所・設備やサービスの違い
学校によって運営方針が違いますので、授業料が違うのは当然ですが、その多くの理由は学校がある場所の便利さ、学校の設備、学生へのサポートやスタッフの人数などのサービスの違いによって生まれているようです。
● 授業時間数とコースの時間帯
学生ビザは週20時間以上の授業スケジュールが必要で、20時間に加え各学校は上達に必要な授業や工夫を行なっています。そのため基本時間以外の授業時間は学校によってまちまちで、時間数の違いが授業料の違いになってきています。また、授業の質を向上させるために経験豊富な教師を採用し、授業料にも影響している場合があります。
また、同じ学校でもコースの授業がおこなわれる時間帯によって授業料が違います。最近多く見られるのは夜の英語コースです。学生ビザでは週20時間(2週間で40時間の規定)働けることを利用し、昼間の時間に働き、夜に勉強する学生がいます。一般に夜のコースは昼のコースよりもかなり安く設定されていますので、ここにも費用の違いがでてきます。
オーストラリアへ来る多くの留学生やワーキングホリデーの方は都市選びに時間をかけて調べていても、実際の学校が都市のどの辺りに位置して、交通機関や買い物、ランチ、観光等にどの程度便利か、また周辺がどのような環境か、あまり注意を払っていないように思います。 留学生は自動車やバイクを持っていませんので、ホームステイや滞在先から公共交通機関で行ける便利な場所にある語学学校がよいでしょう。 また、オーストラリアの語学学校の授業は通常午前9時頃から午後3時頃までですので、放課後に過ごす時間も重要です。ショッピング街、カフェ、映画館、娯楽施設、銀行、郵便局、公共施設、公官庁、そしてアルバイトができる企業やレストランなど、英語を話す機会や生活に必要な情報量も考えあわせると、便利な場所にある語学学校を選ぶことで、時間の節約や行動範囲を広げることができます。
学校選びでは学校規模もひとつの大事な要素だと思います。学校の規模とは、ここでは学生数を指します。 理由は、英語レベルの細分化にあります。語学学校はどの学校も英語の実力をチェックして、ほぼ同じ英語力の学生でクラス編成をしています。様々な英語レベルの学生がいますので、学生数が多ければ英語レベルを細分化してクラス編成できます。さらに学生数が多い利点は同レベルの学生が多ければ国籍バランスを調整することもできる点です。
英語レベルが細分化されるという意味は、教える内容を学生にあわせて的確に絞り込めるということです。学生にぴったり合った内容で指導ができれば、上達速度を上げ、クラス内でのロールプレイなどもスムーズにできます。 学校にとっては、学生数が多くなれば学校の設備やサービスも充実させることができ、さらに快適な学校づくりをすることが可能になります。
留学生を守るためにオーストラリア政府は法律によって語学学校や留学生を受け入れる教育機関に厳しいルールを定めています。学校の施設に関する条件やカリキュラム内容、留学生に対する扱い方や費用の管理、学生ビザを発行するコース設置も審査されています。このため英語教師はもちろん、学校スタッフはしっかりとした留学生へのサポート体制を整えています。
また、最近では新型コロナウイルスの影響で実際に閉鎖した学校もありましたが、その場合は他の学校に受け入れてもらえう仕組みがあり、授業料が移されて別の学校で同等のコースを継続することができます。このためオーストラリアは安心して学べる環境ができていると言えるでしょう。
英語を学ぶ点では多くの語学学校で学校内で英語以外の言葉を話すことを禁じています。これは英語の上達を早めるために大切なことですので、ご入学前にあらかじめご理解いただきたいと思います。
一方で、日本人学生へのサポートのために日本人スタッフが常駐する学校が多くあります。学校内は基本的に英語ですが、問題が発生した場合はカウンセリングルームなどの別室で日本語で対応してくれます。文化や習慣の違い、学習の悩み、生活の相談など留学生の気持ちに寄り添ったサポートをしてくれるので安心です。